漢方専門 陽花莉(ひかり)薬局

埼玉県さいたま市北区宮原町



漢方について

中医学(漢方)とは

中医学(いわゆる「漢方」)とは中国で何千年もの歴史を持つ伝統医学です。近年、理論的体系をもち、科学的視点からの研究も進んでいる中医学への期待が高まっています。

「治療から予防へ」という流れがある医療先進国にとって、中医学が持つ「未病先防」(病気にならないうちに、まず予防のことを考えること)の概念は大きな魅力とも言えるでしょう。

「なんとなく具合が悪い」「あきらかに変調をきたしている」。本人がそう自覚していても、病院では原因がわからず、「様子をみましょう」などと言われること、ありませんか? 現在の西洋医学では、検査データに出ない状態に対して、なす術はありません。しかし中医学は、この検査データには出ない、「何となく具合が悪い」といった状態への対応を得意分野としています。

中医学には、「陰陽・五行学説」に基づいた独自の整体観があり、「協調(バランス)」を重視します。「人と自然は協調している」、「体内にある各臓器は協調してひとつの人体を形成する」といった考え方です。そのバランスが崩れた時に、「病気(未病を含む)」になると考えるわけです。

そして、人体の構成要素とされる「気(生体エネルギー)、血(血液)、津液(体に有益な体液)」の状態を診て、気が不足していれば「補気(気を補う)」、血流不足なら「活血(血流を促す)」させ、その人が本来もっている臓器の機能を回復させ、免疫力や自然治癒力を高めていくのです。

 

中医学が特に得意とする分野

女性特有の症状(更年期様症状、生理のトラブルなど)に漢方薬の効果が期待できます。特に昨今は夏場でもクーラーの風を受けたり、薄着のファッションを好んだり、冷えをかかえている女性も多く女性特有の症状が出ている場合も多いようです。冷えている方には温めるもの、血の巡りが悪い方にはそれを改善するもの、気や血が不足している方にはそれらを補うもの、など体質に合ったものをおすすめいたします。イライラしやすい、落ち込みやすいといった精神面もお身体の改善と共にいつの間にかよくなっているという事がしばしば見受けられるのも漢方の特徴です。病院に行くほどではないけれども何だか最近疲れやすくて家事がすすまない、昼間に眠くてつい横になってしまう・・・・といったお悩みも漢方薬が得意とする分野ですのでお気軽にご相談いただければと思います。

 

妊娠しづらい方の中にはお1人目のお子さまができづらい、お二人目をご希望にも関わらずなかなかできない、婦人科の検査で異常がなかった、西洋医学の治療に疲れてしまった・・・・などなど様々なケースがあるかと思います。女性の生理周期は、”月経期” ”卵胞期(低温期)” ”排卵期” ”黄体期(高温期)”で構成されています。

   ・月経期はいらなくなった子宮内膜を外に排出する時期

   ・卵胞期はエストロゲンの分泌が高まり子宮内膜が増殖し原始卵胞の一つが成熟する時期

   ・排卵期はその成熟した卵胞から卵子を放出する時期

   ・黄体期は卵胞が黄体に変化し、プロゲステロンを分泌し子宮内膜を増殖させる時期

中医学では各期の役割を十分に果たす助けになるように期間ごとに薬や養生法などを変え体質を改善させる周期療法が確立されています。当薬局では主にこの方法をおすすめいたしております。基礎体温表が体質を知るヒントになりますのでお付けの方はお持ち下さい。また、昨今はストレス社会の影響か男性に原因がある場合も多いようです。おふたりの共通の目標であり、またお互いへの理解と協力が必要な問題ですので、可能な方はご夫婦でご来店いただけるとより効果的かと存じます。

 

いつまでも若々しいお身体を保ちたいのは万人の望みかと思いますが、誰にでもおとずれるのが老化です。でも、この老化、全く人によって同一という事はありませんよね? 同じ年齢なのに別人のように若々しい方、お疲れの方を見る事があるかと思います。中医学で考える内臓は主に五臓(肝・心・脾・肺・腎)で、老化に特に関わる臓器は”腎”です。老化のスピードをなるべくゆっくりにするには、”腎”を補う必要があります。これを”補腎”といいます。足りないものを補う事が”補(ほ)”、余分なものを取り除くのが”瀉(しゃ)”と言いますが、”腎”に”瀉”はありません。つまり、”腎”の力は生まれつき決まっており、ある程度の年齢から誰もが不足していくものなのです。毎日をイキイキと生きるために、病気にかかりにくい強いお身体になるために、もしくは何だか疲れやすいなど最近未病が気になる方、少し”補腎”について意識してみませんか? またお子様で夜尿症がなかなか治らなかったり、朝方によく下痢をしたり、お悩みの症状がある子は、生まれつき腎の力が弱かったり、脾が弱い体質なのかもしれません。よろしければお気軽にご相談下さい。

 

末期の癌と診断された方は『癌と戦う』という時期から『癌と共存する』という時期にうつります。いかに残された時間を長くするか、その時間を苦しみなくイキイキと過ごせるかという事が大切になります。西洋医学の対症療法(痛みをとるなど)と共に、漢方の煎じ薬などで免疫力の改善やおつらい症状の緩和などが期待できます。お身体が弱っている状態ですので変化が出やすく副作用などに特に気を配る必要があります。また化学療法の治療中や治療後のお客さまの場合、おつらい副作用の軽減も期待できます。主治医の先生にご相談・ご報告の必要がある場合もありますが、まずはご相談いただければと思います。

 

皮膚のトラブルに対してはお身体の内側からのアプローチを中心に解決を目指します。赤く腫れて熱を持っているものには熱を冷ますもの、じゅくじゅくして水分が多いものにはそれらを取り除くもの、カサカサして潤いが足りないものには潤いを補うものなど。また体質や生活習慣なども大きく関わります。皮膚の状態と体質などを考慮しておすすめするものを決めております。なかなか治らなく慢性化しておつらい方などなどおひとりで悩まずによろしければご相談下さい。

 

 

その他、何か最近疲れやすい、慢性的な痛み、目のトラブル、花粉症などのアレルギー疾患などなど、ご自身で何か症状があると感じたら、それは漢方薬の適応症です。

 

 

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