先日、着床についてのご講演を聞いてきました。
胚が子宮内膜に着床できる期間は排卵後5-7日の3日程度だそうです。その前後は子宮内膜が胚を拒否するそうで、その着床できる期間を着床の窓が開くという表現をします。
体外受精で胚盤胞を何度も移植してもうまくいかない場合、移植のタイミングがずれている可能性があるそうです。
高額ではありますが、検体をスペインに送って検査を行う事が可能だそうです。
その方の着床の窓が開くタイミングを教えてくれ、その通りに行い、今まで何度も失敗されていた方がうまくいったケースも数多くあるそうです。
着床の窓は黄体ホルモンにより開くので、黄体機能不全の場合は、着床の窓のタイミングが遅れている可能性もあるそうです。
体外受精でのお話しでしたが、タイミングをとってもなかなかうまくいかない方もおられます。
このような場合に漢方薬としてはどのような手助けができるか、考えていきたいと思います。
いずれ、体外受精において、この試験はもっと一般的なものになる可能性もあるそうで、医学はどんどん進歩していると感じております。
息子たちが適齢期の10-20年後にはどんな時代になるのでしょう?もっと体外受精の成功率も上がっているのかもしれませんね。漢方薬の役割も更に重要になっていると思っております。